お借りした楽曲について
『ナイン・ポエムズ』は、
IAによる詩の朗読と、バックトラックとしてお借りした3曲のインストで構成した、
約14分のポエトリーリーディング映像作品になりました。
さよならMeteor
とあるSF作品のワンシーンを思い出します。
「あ、 流れ星」
夜空の流れ星を指差した少女が願い事をする。
流れ星の正体は、地球に帰還できず大気圏へ落下する2体のサイボーグ。
「星」で「IA」をイメージする人も少なくないのではないでしょうか。
これまでIAが育ててきたイメージの一つだと思います。
Meteorは「流れ星」のことを指しつつも、より科学的な響きがあります。
Torqueさんの『さよならMeteor』は、
サウンドもドラマティックで浮遊感もあり、SF作品のようにも聴けるのですが、そこに歌が合わさると、SFのなかに現れた、ポエティックな流れ星のような質感になって、どこかロックの身体性が残っているかのような情感も出てくるんです。
どこか遠い星や宇宙の話ではなくて、今いる地面に立脚したメッセージ。自然と顔を上げ、前を向く。そんな曲だと思います。
音が良すぎると逆に言うことがなくなることがあるのが、リスナーをしていて歯がゆい瞬間でもあります。思えば、再生ボタンを押してから、Torqueさんの曲を止めようと思ったことってないんです。IAの調声がいいのかなと思っていたんですけど、もちろんそれだけじゃなくてバックトラックの安定感は、聴いていて本当に気持ちがいいんですよね。
自然と最後まで流してしまう。
では素直に歌を聴いてみようとすると、「これはIAのことを歌っているのでは…?」と思ってしまう。力強い言葉に色んなものを重ねてしまえるんです。
実際に「IA」のことを歌っているんですか…?と訊ける機会はほとんどありませんが、Torqueさんの楽曲には他にもそう思えるものがたくさんあります。
『デイリリィ』で、Andedのイラストをご使用いただいた節にも、
お礼の傍ら「もしかしてIAのことを歌っていると思って聴いちゃって…」と大変気持ち悪いことをお伝えしたような気がします。気をつけないと全部そう聴こえちゃって…。やめようとは思ってるんです…。
ところでTorqueさんの調声は、『ツバキ』や『デイリリィ』など、かわいいIAの声も多いんです。そちらではサウンドもキャッチーなものになっています。
『さよならMeteor』では、無機質気味なIAのボーカルに低音のコーラスも入って、張り詰めた世界観が作られているのかなと思うのです。
『ナイン・ポエムズ』では2曲目、「流れ星」とSF要素が出てくるパートを支えていただきました。Andedの描くミクと、出会ったイアを結ぶモチーフの一つが、「流れ星」だったんです。
「IA」をテーマにした作品の中に、ミクも出てきてしまうのは気が引けるのですが…。
上述した通り、お借りした楽曲全てに言えることではありますが、原曲にしかない魅力があります。もしも当方の動画から来た方があれば、ぜひ原曲を聴いていただけたらなって願っています。
(Anded 2026.08.13)
さよならMeteor feat.IA
https://www.nicovideo.jp/watch/sm38731970