「アーティスト」という光

 「IA」にとっても、「光」は特別なことばだと思います。  IAの10周年記念BOOKの表紙に印刷された「IA」のロゴが特殊加工になっており、キラキラと光るのも「IAとは何か」を端的に表したもののように感じました。  直近のアルバム「IA/05 -SHINE-」でも、様々なアーティストとの相互作用によって多彩な表現が実践され、その多義的な問いに答え続けているようでした。  「光の当て方によって表情や姿が変わるもの」という一つの大きな物語を遮り「Divide and Conquer」してみせるのが、IAのアーティストとしての側面のようにも思います。  異なる価値観と論理で動く「他者」であり、「誰かのものである声」ということ。それは可能な範囲で世界に線を引くこと。「透明」という安全な場所から外の世界へ飛び出していく輝きは、「IA」という輪郭を描いているようでした。